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デザイナー

武田郁子

神戸松蔭女子学院大学で国語学を学ぶ。卒業後、神戸大学で研究助成の仕事を得る。学生時代の書道の授業で「余白の美」に魅了され、白い四角い紙「半紙」と黒い直線と曲線の「文字」のバランスによって構成される空間的な感覚を、様々な形と色を以って試したくなっていく。

その間、研究室の仕事の傍ら雑貨スタイリングを学び、自作バッグの展示会を南船場のタピエスタイルや神戸栄町のHausで開催しながら、文字表現から色と形での表現への移行を試みる。並行して仏語を学び、一年のパリ留学中に行った展示会を経て、アニエスベーのバッグデザイナーとして東京で仕事を始め、六年勤務後に渡仏。フランスでアニエスベーや他ブランドの仕事を続け、2016年自身のブランドを立ち上げる。

「私は文字での表現をしたくて大学に入り、余白にとりつかれ、色や形で表現することを仕事にするという行き当たりばったりの道を歩いてきました。でも十数年バッグデザインを続けてきて、文字の世界でもデザインの世界でも私が追求したかった事は根底では通じているように感じています。纏わせたい雰囲気やスタイルを、小さなディテールで表現していく。経験するほどに、表に現れるのはほのかに香るくらいさりげないのが良いと思うようになっていきました。」

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